C83、回顧録 #17
2013.01.20 Sunday
#17/コミケは終わらない(最終回)
本文入る前に、一連の回顧録で紹介から漏れた戦利品を一点。
サークル「なきべそぽっち」様、チョコ包装
チロルチョコ包装、アップ
戦利品というか、サークル様からオマケで頂いたチロルチョコ
ですが、こういう非常に細かい仕事ってのも偶に見かけますね。
ただのチョコ包装だからと捨ててしまうのは勿体無くて、写真に
収めました。
微少なアイテムに詰まった大きな愛。
これもまた、同人作品なんですねと。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
さて、本題ですが、いよいよ回顧録も最終回です。
長きに渡ってコミケ83で見聞きした物事、感じた物事、俺の
今回の足跡などを戦利品紹介と共に振り返って来たわけですが、
得られたものが数多い反面、失われるものもあったわけで。
力尽きた、魔理沙肩掛け
長年俺と共に即売会を戦ってきた魔理沙肩掛けが、遂に力尽き
ストラップが分離してしまったわけで。
この魔理沙肩掛けは、俺がまだ東京に住んでいた頃のコミケで
サークル「ANGEL TYPE」様の戦利品として入手。
あの「いぬさくや」などで有名なサークルさん、ですね。
もう何年前のコミケになるのかしら。
以来、即売会では常備肩掛けとして島巡りの際に同人誌やCD
を一時的に入れて置く肩掛け装備として常に帯同して来ました。
グッズ類の戦利品は実用ではなく観賞用として置くことも多い
ですが、こうして実用され、そして壊れるまで愛用されるという
こともあるわけで、これはこれで戦利品に対する一種の愛着って
言うか、矛盾しているようですが、大事にしてきた証なのかなと
思っています。
勿論、これを修復して再び使うということも可能なのですが、
個人的にはもうこれはこれで放って置こうと思います。ある意味
「天寿を全うした」ということで、ね。
お疲れ様、そして今までありがとう。
よくぞ長い年月を一緒に戦ってくれました。
RIP。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
さて、コミケ激動の三日間は終焉を迎えるわけですが、実際は
「コミケ4日目」だとか「コミケ○日目」を戦っていく戦士達や
企業なども存在するわけで。
以前紹介した↓も、その一例ですね。
ホワキャン”企業ブース”
ホワキャンさんは「コミケ9日目」までアキバでブースを展開
するという構えでした。
戦士の立場からは、一般的に「コミケ4日目」は翌日のアキバ
でコミケ新刊を漁る行為を指しますが、例えば前回夏コミでは、
俺の「コミケ○日目」は結構延長されて、翌々日以降池袋や新宿
の同人ショップで新刊を漁ることも含まれていましたし、また、
サークル参加者の場合は「次のコミケの申し込むを書くまで」が
コミケというイベントの継続的認知に含まれることがあります。
それに、コミケが終わっても、以降次のコミケまでに実に様々
な同人誌即売会が各地で行われるわけで、即売会を取り巻く創作
の風は常時吹き続けています。例えば、コミケの2週間後には、
大阪でコミックトレジャーという大型全ジャンル即売会があり、
数千人以上の規模・人気を誇りますね。
同人活動という大きな括りで考えた場合、コミケはその中での
大きなクライマックスであり、それは断続的なことではなくて、
一つの連続した、大きな流れの中にあるものだと捉えられます。
即ち、同人創作を愛する人に取って、コミケとは通年の活動の
一環、生活の一部であると言るのです。
つまり、コミケとはライフスタイルそのものなのです。
そう、コミケは終わらない。
平時にあっても我々は「コミケ参加者」なのです。
日本の偉大なサブカルチャーに乾杯。
楽しくて濃密な時間、素晴らしい出逢い、夢と希望と感動に。
ありがとう、そしてありがとう。
再びコミケ会場を訪れるその日を楽しみにしつつ、この回想録
を終えるとします。ここまで長くお付き合いして下さった皆様、
お疲れ様でした。是非また会場でお会いしましょう!
本文入る前に、一連の回顧録で紹介から漏れた戦利品を一点。
サークル「なきべそぽっち」様、チョコ包装
チロルチョコ包装、アップ
戦利品というか、サークル様からオマケで頂いたチロルチョコ
ですが、こういう非常に細かい仕事ってのも偶に見かけますね。
ただのチョコ包装だからと捨ててしまうのは勿体無くて、写真に
収めました。
微少なアイテムに詰まった大きな愛。
これもまた、同人作品なんですねと。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
さて、本題ですが、いよいよ回顧録も最終回です。
長きに渡ってコミケ83で見聞きした物事、感じた物事、俺の
今回の足跡などを戦利品紹介と共に振り返って来たわけですが、
得られたものが数多い反面、失われるものもあったわけで。
力尽きた、魔理沙肩掛け
長年俺と共に即売会を戦ってきた魔理沙肩掛けが、遂に力尽き
ストラップが分離してしまったわけで。
この魔理沙肩掛けは、俺がまだ東京に住んでいた頃のコミケで
サークル「ANGEL TYPE」様の戦利品として入手。
あの「いぬさくや」などで有名なサークルさん、ですね。
もう何年前のコミケになるのかしら。
以来、即売会では常備肩掛けとして島巡りの際に同人誌やCD
を一時的に入れて置く肩掛け装備として常に帯同して来ました。
グッズ類の戦利品は実用ではなく観賞用として置くことも多い
ですが、こうして実用され、そして壊れるまで愛用されるという
こともあるわけで、これはこれで戦利品に対する一種の愛着って
言うか、矛盾しているようですが、大事にしてきた証なのかなと
思っています。
勿論、これを修復して再び使うということも可能なのですが、
個人的にはもうこれはこれで放って置こうと思います。ある意味
「天寿を全うした」ということで、ね。
お疲れ様、そして今までありがとう。
よくぞ長い年月を一緒に戦ってくれました。
RIP。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
さて、コミケ激動の三日間は終焉を迎えるわけですが、実際は
「コミケ4日目」だとか「コミケ○日目」を戦っていく戦士達や
企業なども存在するわけで。
以前紹介した↓も、その一例ですね。
ホワキャン”企業ブース”
ホワキャンさんは「コミケ9日目」までアキバでブースを展開
するという構えでした。
戦士の立場からは、一般的に「コミケ4日目」は翌日のアキバ
でコミケ新刊を漁る行為を指しますが、例えば前回夏コミでは、
俺の「コミケ○日目」は結構延長されて、翌々日以降池袋や新宿
の同人ショップで新刊を漁ることも含まれていましたし、また、
サークル参加者の場合は「次のコミケの申し込むを書くまで」が
コミケというイベントの継続的認知に含まれることがあります。
それに、コミケが終わっても、以降次のコミケまでに実に様々
な同人誌即売会が各地で行われるわけで、即売会を取り巻く創作
の風は常時吹き続けています。例えば、コミケの2週間後には、
大阪でコミックトレジャーという大型全ジャンル即売会があり、
数千人以上の規模・人気を誇りますね。
同人活動という大きな括りで考えた場合、コミケはその中での
大きなクライマックスであり、それは断続的なことではなくて、
一つの連続した、大きな流れの中にあるものだと捉えられます。
即ち、同人創作を愛する人に取って、コミケとは通年の活動の
一環、生活の一部であると言るのです。
つまり、コミケとはライフスタイルそのものなのです。
そう、コミケは終わらない。
平時にあっても我々は「コミケ参加者」なのです。
日本の偉大なサブカルチャーに乾杯。
楽しくて濃密な時間、素晴らしい出逢い、夢と希望と感動に。
ありがとう、そしてありがとう。
再びコミケ会場を訪れるその日を楽しみにしつつ、この回想録
を終えるとします。ここまで長くお付き合いして下さった皆様、
お疲れ様でした。是非また会場でお会いしましょう!