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詩集2016.4-2017.3

2016年度の詩の総集編。
研修医二年目の足跡がここに?
暇な方はもしよろしければご笑覧を。

ちなみに以前のはこちら:

詩集2015.4-2016.3
http://zenon.jugem.cc/?eid=5886


詩集2011-2015.3
http://zenon.jugem.cc/?eid=5775


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2016年

4.18 しろわいん氏に捧ぐ都々逸三連 with 鳥海山「春宵一刻」

高校来の 大親友と
ほろ酔い混じりの 長電話

誰ぞ喚んだか 酒鬼のお供に
電話の先の 大親友

お酒と友と 積もる話に
春宵一刻 華が咲く

4.23 内科研修も終盤

侘しくも 卯月平和な 昼下がり
 土曜職場ぞ 静かに微睡(まどろ)む

5.2 マザー牧場

房総や 春風薫る まどろみに
揺れる車内で 肩を寄せ合い

五月晴れ
牧場(まきば)の空と
ジンギスカン
頬張る君に 笑顔溢れて

6.9 この時期に蝉の音を聞く

蝉の音や 夏待ち切れず
露出(つゆい)ずる
水無月初旬 ツクツクボウシ

6.29 石神井公園にて

笹の葉や 願いを載せて
さらさらと
石神井池の 風に遊びて

7.1 自作英語ポエム+ソング

O'er mountains high our paths have lead,
so much the pain, now memories of old.
Ten thousand miles our feet has tread,
through wind, through rain, through heat, through cold...
Through wind, through rain, through heat, through cold.
"All toil shall end," we've always said,
however far apart, our spirits still bold.
"Yes but 'till when?" sighs our shaking head,
bitterness deep in heart, still to behold...
Bitterness deep in heart, still to behold.
To valleys deep the road lay ahead,
league after league, eyes ever blindfold.
As we drag on like walking dead,
ever the fatigue, suffering manifold...
Ever the fatigue, suffering manifold.
Yet we believe with souls bleeding red,
there will be chance, to break the mold.
The time shall come for hope to spread,
and one day we'd dance, through fields of gold...
And one day we'd dance, through fields of gold.

7.11 777で揃えてみたw

紫陽花の 句も詠まぬまま
七月よ 七面倒に 七転八倒

7.27 長梅雨でした

蝉の音や
増えど増えども 梅雨明けず
梅雨入り前の あの蝉いずこ

7.29 楽しかった精神科研修終了

梅雨明けて
二ヶ月過ぎし ゆめうつつ
まどろみゆきて 夏は訪れ

8.4 父子酒

サシ向かい 夏の夕暮れ 父子酒
仙禽一聲 呑み干す気持ち

8.8 親子鍋@赤から、親父殿の作

汗たらり 美味さ格別 親子鍋

8.12 コミケ初日、午後はメリサを羽田で見送り

蝉の音や コミケ彩る 交響曲
夏の祭典 宴始まる

西の空 君を見送る 夏蛍
半月先の 再会思ひ

モノレール 夏の水面ぞ 流れ行く
思い耽るは 江戸の黄昏

8.22 夏燗酒

夏燗酒 五臓六腑に 沁み行かば
中野の夜に 酒唄を
山抜く力(りき)も 世を蓋ふ気も
艱苛の終に 尽き果てば
筆は奔らず 血肉は沸かず
衰え枯れた 酒唄を
豪侠一人 剣ぞ折れり
文や汝を 如何せん
覇王別姫の 覚悟すらなく
志なき 酒唄を
夢今まさに 破れた敗残
七逃げ人の 悲哀ぞ噎(むせ)ぶ
猿死に餓鬼ぞ 七朝八朝
泣き父泣き母 酒唄を
死ぬ勇気すら 無い半端者
生きる価値すら 見失う夜
夏燗酒 のらりくらりと 明日もまた
管巻く俺の 酒唄を

10.11 愛する君に 捧ぐ酔(よい)歌

酒呑まば 秋の夜長に 君の貌
酔わばさしずめ 呉王夫差かな
西施の笑みに 心狂いて
臥薪艱難 忘れ去り
かの蒼天を 思い仰げば
頬を掛け抜く 江東の風
安堵一息 吐く心地
酔い醒めて 尚も輝く 君の貌

11.20 某所日本酒会にて、シャトーブリアンも

晩秋や 珍味繚乱 舌鼓
道楽尽くしに 酔いてをかしき

11.28 病院見学で運命を悟る

吾れが代は 八千代に千代の 巌成し
玉に磨きて 苔ぞ生さざる

2017年

1.4 題:皮膚科医の悪夢(怪物くんの替え歌で)

カーイカイカイ カーイカイカイ
不快 不愉快 疥癬くんは
角質ランドのプリンスだい!
イベルメクチンには弱いけど
黄ブ 溶連 なんでもこーい なんでもこーい
トンネル 堀り掘り ピキピキ ドカーン
たちまち 卵が 大孵〜化〜

1.8 親友の御結婚に寄せて

めでたきは 睦月門出の 夫婦かな
親しき友よ 永く幸あれ

3.5 新居決定

夢見月 八千代の空に 昇り出で
春は曙 訪れ近し

3.22 最後の神内CPCを終えた後、都々逸三連

永き道程 歩んだ末の
桜の頃の 酒の味

英語の通訳 お願いしますと
酔いどれ医者が 頼まれる

病院ぐるみで この藪医者を
信じてくれて ありがとう

3.29 誕生日に引っ越し、新たな門出

夜桜や 門出新たに 三十八歳(みそやとせ)
幸多かれと 天ぞ仰げば

3.31 勤務最終日

いざさらば 弥生の空も 暮れ行けば
数多の愛に 押されつ先へ

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 この一年は俺の進路が決定した激動の一年でした。
 詩の内容から、感情の起伏の激しさが解りますな。
 まぁ基本、メリサが隣に居れば幸せでしたが(ノロケ)。
 こうして最終的に、俺は皮膚科医となるのでした。
 さて、2017年度は、どんな詩模様を見せるのかな。
チャンプ(−O−) * 詩集 * 23:22 * comments(0) * -

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